モラルハラスメントという概念が提唱されて10年ほどが経とうとしています。
モラルハラスメントとは、職場や家庭などで言葉の暴力などで、部下や妻などの相手を、しかも少しずつ巧妙に痛めつけていくものです。
いわばいじめのようなものですが、陰湿であり、かつ巧妙であることから、なかなか表立つことはありませんし、しかも被害者の方もなかなかそれをされていることに気がつきにくい部分があり、いつのまにか大きな傷口が広がっているものです。
モラルハラスメントを行う人の特徴としては、外面が良いことがあります。
外部の人、特に自分のことを尊敬してくれる人や褒めてくれる人に対しては徹底してよい顔をして、彼らを率いているという形をとります。
相手との距離感があったり、あるいは相手が自分の地位を脅かす存在でない場合にはとてもよい人としてふるまいます。常識人のように言動一致します。
ところがこれが、気に食わない相手、あるいは標的にする相手に対しては、職場内でほかの人に気づかれないように、あるいはほかの人の前でその人を批判することでおとしめようとします。
多くの場合、その対象はモラルハラスメントをしかけている側が、伸びてこられたら抜かれるので困ると思っている後輩や、直接指示を与える部下ではなくて立場上の部下であったりします。
例えばこんなことがあります。
同じ職場であり、仕事の経験上の先輩であるモラハラ男に、後輩が仕事上の質問をしたとします。
そういうときにモラハラ男は「・・・・・。」無言、もしくは「さあ。」といって無視します。教えません。
後輩はモラハラ男が知らないのだろうと思ってほかの人に尋ねたり資料を集めたりして考えに考え、それを部署内で発表します。
するとモラハラ男はすかさずその発表の不備を突くのです。しかも「そんなくだらない発表するんじゃないよ、ばかばかしい。」といった態度です。
あれ?こんな人学校にもいたような気がするぞ、そう思いませんか?
私の高校の時の数学の教師がまさしくこれでしたね。質問しに行ってもまともに答えません。そしていざ授業で当てられて黒板に回答を書いていると、「あ〜だめだめ、君は全く理解できてない。全部消しなさい、ほかの人が混乱するだけだ。」そういって模範解答を書き始める。
まさしくこれです。
モラハラ男は、こうして職場の誰かを、あるいは生徒や妻などの自分よりも弱い立場の人を貶めることで優越感に浸ることを最大の楽しみとするのです。
このターゲットにされた人は理不尽な怒りをどこかしら感じながらも、自分の能力や努力が足りないのだと自分を責めて頑張ろうとします。
モラハラ男は独特のきゅう覚でそういう相手を見抜き、そういう相手にしか攻撃を仕掛けないのです。
結婚する場合は、そういう配偶者しか選びません。
モラハラ男の特徴は、自己愛に満ちていることです。
自分の考えが最も正しくてこの世の中心であり、自分が優越感を感じる立場に、それも相手を貶めて相対的に優越感を感じることでそうあろうとするのです。
よく、モラハラ男のことを3歳の幼児と同じと言いますが、まさしくそういう精神構造をもっています。
ただし、困ったことに知性の方は人並みかそれ以上であることが多い。
それで用意周到にターゲットに攻撃を仕掛けていたぶるのです。その攻撃は直接的なものだけではありません。
例えばターゲットに部下がいた場合、いつの間にかその部下を手なずけて自分の部下のように使い、あまつさえその部下からターゲットを批判したり無視したりするように仕向けることもあります。
これは家庭の場合、子供を抱きこんで妻を子供からも批判させたり嘲笑させたりすることとして現れます。
この場合も、モラハラ男がターゲットにするのは精神的に未熟な部下であり、子供です。人間性の成熟した人間には手を出しません。
つまり子供、もしくはモラハラ男予備軍のような自己愛に満ちた人を自分のシンパにするのです。
こういうモラルハラスメントをしかけてくる人間たちにはどのように対処すればいいのでしょうか?
こういう人たちを相手に、真正面からモラルハラスメントをするなと訴えてもやめることはありません。
逆に、さらに巧妙で陰湿なハラスメントの手段を考えだして仕掛けてきますし、証拠を残さないようにいろいろと手を打ってきます。
こういうモラハラ男たちからのストレスをかわすためには、証拠を十分に固めて、こういう問題に詳しい弁護士やカウンセラーに相談するのが一番です。
決して会社の直接の上司や、相手の両親や親せき(ときにはあなたの両親であっても)に相談してはいけません。
彼らはそういう相手に対してはあなたに見せるのとは全く別の顔を見せて信頼を得ていることが多いのです。
その場合、逆にあなた自身が誤解しているといさめられ、そのモラハラ男と同席の上で諭されることもあります。
その場合、結果として待っているのはモラハラ男の全身全霊を込めた復讐のハラスメントです。それはとても危険なことです。
あなたが家庭や職場にいる相手からいわれのないプレッシャーといじめを受けていることに気が付いているのであれば、あるいはそういう相手の目線や舌うち、言葉の暴力
(特に悪いのはお前だぞという論理で攻めてくる暴力)に辟易しているのであれば、冷静にその記録をとり続けて貯めておいてください。
そしてある程度たまったところで、カウンセラーなどに相談してください。
もしもその相手が会社にとって非常に重要な地位についている人である場合は、会社のカウンセラーもあてになりませんから、外部の心療内科などに相談することをお勧めします。
と、いうのが一般的な対抗方法です。
夫からモラルハラスメントを受けている女性の場合、寝ている間も一緒の家にいるわけですから、その方が安全でしょう。
でも、会社の上司からのモラハラを受けている、あるいは夫以外の家族とは仲良くやっていてそこから出て行きたくない、そう考えるのであれば、相手を黙らせる方法、ないわけではありません。
モラハラ上司や夫を黙らせる方法この方法は会社や組織の中で、あなた自身の気持ちを変え(正確ではないです、物事のとらえ方を変えるだけです。あなたの性格には何も問題がないのですからそれを変える方法ではありません。)、そして組織や家族を動かしてあなたの味方にするための戦略的な方法です。
無料レポートで概略も示されていますので、戦う気持ちがあるのなら、読んで見てください。
もちろん、暴力にいつ発展するかわからなくて、同じ部屋にいるのも辛くて離婚を真剣に考えている奥さんの場合、戦うのではなくて、証拠を集めて法テラスなどに相談する方が良いと思います。
そういういじめと思われる行為を受けていて憂鬱であること。
できれば書類や録音、ビデオなどの録画があれば完璧です。その上で相談してください。
あるいはもしも、夫があなたに対するモラルハラスメントだけでなく、なにか女性の影を漂わせているのであれば、
夫の携帯から証拠を抜き出して一気に離婚に持っていくことも、決して卑怯なことではありません。
あなたの心の生き死ににかかわることですから。
モラルハラスメントは、幼児の心を持った知性のある大人による、精神への傷害行為であるといってよいものです。
自殺に追い込まれる人もいることを考えれば、もしもあなたがうつ症状に陥って死ぬことも考えているのであれば、殺人未遂であるとも言えます。
我慢しないで、冷静に事実を証拠として積み重ねて、ときには
非常手段に出てでも証拠を押さえて外部の人に相談してください。
ただし、それをくれぐれも気取られないようにしてくださいね。